[孤島]
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
小樽公園(花園公園)
小樽に行ってきた。
南小樽駅から入船~小樽市教育委員会を経て小樽公園に至る、いくつかの写真。

otaru_map1.jpg


(1) 小樽市教育委員会東山中
もと東山中学校があったところ。今は市教育委員会の建物になってる。
(このままだと面白くないので、画像を加工。)

(2) 皿や壷のディスプレイの家
otaru_tsubohouse.jpg
市教育委員会のすぐ近くに、なにやら皿や壷を飾ってた建物があった。陶器を売ってる店なのか? こんど行ったときに調べよう。

(3) 戸塚新太郎 句碑 (4) 顕誠塔


小樽公園の展望台を目指して、とにかく坂を登っていたらそのうちに展望台に出るだろうと思って、山道を歩いていた。
どうやら道をちょっと間違えたようだ。
木もれ日が差しこむところに、なにか大きな石が立てられている。句碑だ。次のような短歌と新太郎の名が書かれていた。

  森にひそむかの妖精もいでて遊べ 木もれ日うごく羊歯の葉の上

あとでわかったのだけど、小樽で活躍した戸塚新太郎という人の短歌だった。
「森にひそむ かの妖精」というのは、たぶんコロポックルのこと。
残念ながら、木もれ日が差しこむ葉っぱに、妖精は出てきませんでした。

そこから何やら塔のような物体が、木々を透かして見えた。小樽公園に塔なんかあったのかな?と思いながら進むと、10mほどの石柱だった。トップに鷹か鷲をのせているので、きっと何かのモニュメントだろう。
石の垣根を飛び越して、なかに入る。ぐるりと回って、正面に進むと、立て札に「傷痍軍人……」と書かれていた。おそらく慰霊碑のようだ。賽銭箱が置かれている。裏口から入って申し訳なかったというのもあって、賽銭箱に百円ほど入れて、手を合わせる。

これもネットで調べて分かったのだけど、この顕誠塔は日露戦争の慰霊碑として創立されたものであると。たぶん第二次大戦のときも同じ慰霊として使われ、そして戦後は郷土小樽市に貢献のあった人々も合祀しているとのこと。

さて、こんどは正門から出て、小樽公園の展望台へと向かう。


(4) 小樽公園展望台 (5) 遊園地(こどもの国)


木々は、伐採されたり剪定したり朽ち果てなければ、そのままスクスク育つ。
ということで、木々が成長してる分、眺望がますます悪くなっている。(写真下右)
それとマンションがあちこちに建っているせいもあるかもしれない。
前はもっと見晴することができたのに、ちょっと残念。

展望台より遊園地の方が、眺めは良さそうだ。(写真上)
そしてミニ観覧車に乗って街や港を見るというのも、いいかもしれない。(写真下左) 私は乗らなかったけど。


あと、地図には載せてないけど、
 小樽公園~公会堂(「能」の展示)~小さいときちょっと住んでたところ(建物はとっくにない)~入学した小学校(在校ひと月)
そして小樽駅まで到着したのでした。
スポンサーサイト
ハウルの動く城に閉じ込められたラブンツェル
howl.jpg
この前、憂鬱なときに見る映画(DVD)はどれがいいか、ということで、結局『ハウルの動く城』を見ることにしたのだけど、そのとき一緒に『ブラザーズ・グリム』(監督:テリー・ギリアム)も借りた。
どちらもヒロインが魔女によって魔法をかけられる。西洋では、魔法を解くにはキスで生きかえさせるというのが普通だけど、あれは本当は「息吹をかける」ということなんでしょうね。

『ブラザーズ・グリム』では、「かえるの王子さま」、「ラブンツェル」、「あかづきん」、「ヘンゼルとグレーテル」その他の物語がてんこ盛り。テリー・ギリアムにしては、それほど面白い作品とはいえなかったけど。
でも今度の『ローズ・イン・タイドランド』は期待できそう。

で、両作品は憂鬱なときに、それを忘れたり癒されるかというと……、まあまあ利く。
でも憂鬱なときに一番いいのは『アメリ』。前に書いた「ちょっと現実ばなれした、でもリアリティがあって、感動的で、途方もない、壮大な物語……。」というのにピッタリ。これは気分の良いときでも、もちろんイケルけど。

そういえば『ハウルの動く城』のテーマ曲は三拍子だった。『アメリ』も三拍子が基調で、なにか三拍子には秘めた力があるような気がする。個人によって感じが異なってるかもしれないけど。

     *

GetImage1.gif

今はやりのバイラル(口コミ)サイトのひとつ
バイラル・ウォーカー
http://www.walkerplus.com/viral/
ここに「世界中の萌えネコ大集合!」 というのがあって、
これが 笑える+癒し。
『変身』 監督:佐野智樹 原作:東野圭吾
監督: 佐野智樹
出演: 玉木宏、蒼井優
原作: 東野圭吾
--------------------------------

蒼井優が可愛かった。でもこの映画は全然おもしろくなっかた。くだらないといった方がいいかも。
東野圭吾の原作がつまらないのか、それとも脚本の書き手がヘタなのか、それともどっちもひどいのか? 原作を読んでないので分からないけど、とにかくこの映画は突っ込み所が満載で、見るも無残。

一番問題なのは、リアリティがないということ。脳移植という荒唐無稽なモチーフを扱ってるのはいいとして、そこに何らかのリアリティを持たせないとならない。つまりそういうことが(たとえ仮想とてしても)あるのだという、説得が必要。なんせ主人公の脳と移植された脳との間の葛藤というのが、この映画のテーマなのだから。
それから日本の映画にもピストルが登場することがあるが、この映画でもピストルまわりのリアリティさが希薄。ピストルって、素人でもそんなに簡単に入手できるの?

人格が変わった主人公によって、二人ほど殺される。ひとりは大学病院の女性研究者だが、殺人の動機が希薄。もし大学病院が名を得ようとして脳移植を行ったとしたら、一番の責任は老教授にある。老教授は殴って、女性研究者は殺す???
おまけに、女性研究者に惚れていた同僚の男性研究者が、復讐の乗り出す。それも、どこで手に入れたのか、ピストルを使って。女性研究者が殺されたことが分かったら、警察に届ければいいのに。
そして男性研究者はコテージにいた主人公をピストルで襲撃……、と思ったら、やっぱり主人公の返り討ちにあって、あえなく頓死。
ピストルは何の役にも立ってないのね、少なくともその男性研究者にとって。

最後、主人公は老教授に、「移植した脳を取り除いて、もとの脳に戻してくれ」と頼む。でも人を二人も殺してるのだから、死刑か無期懲役のどっちかでしょう。そしたら、自分の脳が移植した脳に乗っ取られるとか、そういうのはどうでもいいこと。
それにもとの脳の戻すと、老教授が言うとおり廃人同様になってしまい、それは延命措置や看護の世話など、いたるところで負担になる。
「無意識の世界なら生きていける」なんて、ほんとにあまちゃんだね。


安っぽいメロドラマ、ドタバタ劇。
蒼井優をこんなB級映画に使って……。
森絵都 『リズム』


書店のカウンター脇のカゴのなかに、ほかの森絵都の著作と一緒に横積みされてた。
「リズム」という(ちょっとベタな)タイトルと、帯にあった「中高生のバイブルとして読みつがれてきた……」にそそられて、買うことにした。

面白かった。上手。
さすが直木賞を取るだけのことはありました。(直木賞は『風に舞いあがるビニールシート』で受賞)

この「青い鳥文庫」版は、1991年に出版した「リズム」と「ゴールド・フィッシュ」に大幅に加筆・修正を行った、とあった。そのせいか、またはもともと上手かったのか、いずれにしてもすっかり引き込まれた。

主人公の名前は「さゆき」。これは私の名前から一文字、抜いたものだ。そして私と一緒で五月生まれ。♪ ど~でもいいことかもしれませんが。
いちおう「さゆき」は女子中学生。「リズム」では中一、「ゴールド・フィッシュ」では中三。
ファーストシーンでの小学二年生の作文が、過去から引き継いだバックグランド、つまり登場人物や関係の由来を物語っている。

この物語には悪者がひとりも出てこない。登場人物はみな良いひとたちだ。悪人が存在しないので、主人公は善人として振舞うことができずらくなる。
また、主人公は超能力や特別な才能があるわけではない。特別なことにチャレンジするわけでもなく、厄難や難病とたたかうわけでもない。あくまでふつうの女子中学生だ。ストーリーに大きな「山」があるわけでもない。

とすると、なにが面白いのだろうか?

それは主人公のキャラクターと、ユーモアと情感あふれる語り口、そして文体のリズム感。
またいくつかのエピソードはそれぞれリンクしていて、「こういうことだったのか」と納得了解できる。
一人称で語られる登場人物の観察も、鋭くて優しい。
そして主人公の心は揺れ動きながら、けっして予定調和ではない、どう動くか分からないその瞬間に今いるという感覚、つまりヴィヴィッドなリアリティがそこにある。(←なんのこっちゃ)

      *

亀田八百長試合のことは別のBlogにも書いたけど、
そんなことよりレバノン情勢が気になる。

テーマ: - ジャンル:本・雑誌

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。