[孤島]
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天上と下界
M・バフチンが強調したように、芸術は上下が相対的になる無重力の手法を幅広く駆使してきたし、今もそれは変らない。要するに、上下などというものはなく、天をいくがごとしなのだ。(「星の書物」k.ケドロフ)

(ちょっと遅いけど)先週のテレビ番組から思った幾つかのメモ。

■ エル・グレコ


左:エル・グレコ 右:ダリ

NHK「迷宮美術館」でエル・グレコのことをやっていた。
現実世界と天上の世界が同一平面上にある、というのは別にエル・グレコだけのものじゃないけど、でもキリストやマリアや使徒たちが地上から天上に昇るありさまは、クリスチャンじゃないけど、胸を打つ。あれは蝋燭の炎をイメージしたものらしい。エル・グレコは天を見上げる人。
それと対称的なのがダリの「十字架の聖ヨハネのキリスト」。視点が天上にある。そしてあの十字架は、浮いてる。ダリも無重力の人。


■ 興禅寺看雲庭


いつも見てるわけじゃないけど、BS-JAPAN の庭園紹介番組「Teien」で、なんか面白い庭園をやっていた。長野県木曽町の興禅寺というところの枯山水庭園―看雲庭。戦後に造られたもので、作庭家・重森三玲の作ともこと。
龍安寺の石庭などの枯山水庭園では、ふつう砂の波紋は水流を表わすが、この寺では看雲庭という名のとおり、雲を表現してる。雲海から突き出た木曽の山々を石として見立ている。つまり天上から見下ろした景観がミニチュアとして表現されている。


■ 歌劇『オルフェオ』2002年スペイン/リセウ劇場 Jordi Savall指揮

チャンネルを変えると、NHKハイビジョンで歌劇『オルフェオ』(モンテヴェルディ)をやっていた。
http://www.youtube.com/watch?v=yxBT1pfVAKQ
(Youtube だたし全編でない。また日本語の字幕はないので歌詞がわからない。)

有名なギリシア神話のオルフェウス(オルペウス・オルフェオ(伊))の物語で、死んだ妻エウリュディケ(エウリディーチェ(伊))を求めて冥界に入り、見つけて連れて帰るもうちょっとのところで、つい後ろを振り返ってしまい、結局彼女は消えてしまうという話。

見たのは、途中の第3幕から。エウリディーチェが毒蛇に噛まれて死んでしまい、オルフェオや牧人たちが嘆いてるところだった。
それから三途の川で渡し守のカロンテが竪琴の調べについウトウトしてしまい、眠ったすきに冥界に入ることができ、それから冥界の王妃プロセルピナが王のプルトーネに可哀想だから何とかしてと頼んで、プルトーネはそれじゃエウリディーチェの顔を見ないという条件で帰ることを許す、ということろで(私が)ついウトウトして、気がついたら、高いところにオルフェオの父アポロがいて、オルフェオを天にいざなって行くところだった。それでお終い。
たから肝心の、彼女の方を振り向いたところなどは見てなかった。それからどうしてオルフェオが昇天したかも分からなかった。なんともおそまつ。

ところで、エウリディーチェが冥界に行き、(神のアポロの子だからって)オルフェオは天に昇るというのは、ちょっと不公平なんじゃない? というのは瑣末すぎか。


ということで先週見たテレビは、天界と現実世界(と冥界)を巡る旅でした。

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冬景色もそろそろ終り(その2)
小樽

ウィングベイ小樽雪のウィングベイ小樽


ウィングベイ小樽観覧車は動いていたけど、だれも乗ってなかった。

ウィングベイ小樽買い物したときの一休みするスペースなのか、よくわかりませんが、海が見える。
紙袋を持ったおじいさんが、椅子のところで佇んでいた。(つまり、座ってなかった。) どうしてそれを撮らなかったのか、とあとで残念に思ったので、2週間後にまたここに行ってきた。でもおじいさんはいなかった。べつにそこで暮らしてるわけでもないから、いなくて不思議じゃないけど。

ウィングベイ小樽すぐ横にもよくわからない空間が。試着室や鏡があるので、もとはファッション関係の店だったのだろう。
寝てる人がいた。

ウィングベイ小樽2番街 イマジネーションチャンバー

運河これも小樽運河?
よく知られた観光の運河ではなく、勝納川の河口にある運河。フェリー埠頭が近くにある。

吹雪吹雪と小学生(南小樽駅付近)
北国の小学生にとって、このくらいの雪なんかへっちゃらですが。

市立病院市立病院
雪が 降ったり やんだり また降ったり……


冬景色もそろそろ終り
紅葉山紅葉山と夕張川
紅葉山というのは地名で、ここが札幌-夕張-日高・帯広・釧路への三叉路になっている。

山間を通る高速道路
バスから撮ったもの。

石勝線石勝線と特急「おおぞら」

札幌市民会館札幌市民会館
耐震強度に問題があるということで、こんど壊されることになった。

廃墟
廃墟憂愁―メランコリックな永遠。 廃墟憂愁―メランコリックな永遠。
アトリエサード (2005/12)
アトリエサード

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2005年12月に出されたこの本を読み返した。
建築などの人工構築物、とくに合理的・機能的な近代建築は、廃墟になったときが一番"旬"なのかもしれない。 新陳代謝の激しい都会では、(ときに醜悪な)滅びの相貌を見せないで消えるものもあるけど。

廃墟の色は、やっぱりモノクロームかセピアでないと落ち着かない。


「廃墟憂愁」に載ってたアーティストのWebサイトをいくつか。

ズジスワフ・ベクシンスキー
Zdzislaw Beksinski - Official web site presented by Belvedere Gallery

作場知生氏
[ru]

井手亞紀子さん
inkpengoldfish
Blog
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