[孤島]
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海軍軍令部 あるいは官僚のモラル・ハザード
今月はテレビで幾つかの戦争物のドキュメントをやっていた。その中でNHKの「海軍反省会」は、戦後に海軍の関係者が集まって戦争当時のことを話したテープをもとにして制作されたもの。 とくに海軍「軍令部」という、権力が集中した組織のモラル・ハザードが取り上げられていた。
この番組で、軍隊というのは武力を持った官僚機構というのが、はっきりと分かる。

第1回は「開戦 海軍あって国家なし」という、どうして戦争を始めたのかという問題。
軍令部は皇族の伏見宮を軍令部総長にし、米国との対戦争を煽って国家予算を大量に確保し、挙句の果てには戦略がないままに英米に開戦をしてしまった。

第2回は「特攻」。
一般に特攻は大西中将の発案とされているが、実は軍令部で前から考案されていた。番組では回天など特攻兵器を考案した黒島亀人少将が取り上げられていたけど、そのほか特攻には源田実大佐も関与していた。そうして5千人以上の将兵が、特攻兵器に乗ったり飛行の体当たりをして死んでいった。
敗戦となって大西中将は自決したけど、黒島や源田は全然責任を取ろうとしないで、戦後ものうのうと生き残っている。右翼の源田は、航空自衛隊の幕僚長になったり、自民党で代議士になったりしていた。

第3回目は戦犯をどう逃れるかということ。
撃沈した商船の乗組員を皆殺しにするという命令を軍令部が出していて、戦後にそのことが戦犯に該当しそうなので、隠蔽をするために組織的に画策したというもの。それを実行したのが、戦後海軍が解体され、海軍軍人が移った第二復員省の連中。

これらの3シリーズは皆、モラルに関係している。
そうして戦後も、官僚のモラル・ハザードは続いてきている。日本は官僚によって食いつぶされてきた。
でも今回の選挙で政権が変わったら、多少は良くなるかもしれない。

今回の選挙は、別の意味でも有意義なことがある。それは、東西冷戦が完全に終ったことの決着、そして戦前から戦後までずっと続いてきた右翼的自民党を終わらせること。
本当は自民党は1990年代に終わってるところだった。ロクデナシの社会党(現社民党)が連立を組んできて、それから創価=公明党がすり寄ってきて今に至ってきた。
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