[孤島]
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広重の版画
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金龍山(浅草寺)

ハイビジョン特集「時空の絵師・歌川広重」 6月2日(金) 23:30-24:25
広重が『名所江戸百景』に込めた思いとは?

たとえば『名所江戸百景』に描かれた「金龍山(浅草寺)」と安政江戸大地震との関係、「佃しま住吉の祭」と台風で被災にあった佃島との関係などが述べられた。
このへんは、TV番組にも出てた原信田実氏の『江戸百』(『名所江戸百景』)
http://homepage3.nifty.com/motokiyama/tokuu/edo100.html
に詳しい。

     *

広重の版画は、誰もがみとめるように、とにかくすばらしい。
自在に浮遊する視点と暖かい眼差し。これは例えば『ベルリン天使の詩』の天使のそれと似てる。それから構図の大胆さ・斬新さ。つまり対象すべてを画面にうつしとるのではなく、遠近法の拡大と省略による想像がイマジネーションを喚起するようになっている。
印象派の画家たちにも高く評価されたが、かれらの視点はあくまで地上に留まっていた。

原風景というのは実際に体験した記憶(が変容したもの)だけど、広重の版画はそれを思い起こす何かがある。なぜか懐かしい。ほかの人たちの場合は分からないのだけど、私の場合、原風景は小さいときに読んだ本や絵本や絵皿や写真や映画や風景画などからも、たぶん影響を受けている。ときに欧州の風景(とくにイギリスの田園風景)が頭の中にインプットされていてたりするのは、小さいとき町の外れに住んでいたからかもしれない。郊外はけっこう見晴らす場所があり、それは広重の風景にも重なり合う。あるいは広重の版画は、日本の原風景として文化的遺伝子で受け継がれてきたものかもしれない。

とは言え、子どものときは広重などの浮世絵が嫌いだった。浮世絵はマッチの張り紙だったし、それに古臭いものと思っていた。大人になってから初めて価値が判った。
このBlogのトップのイラストは、べつに広重を意識したものではないけど、TV番組を見てなんとなく(僭越かもしれないけど)それっぽい気がした、けど……違うか?

テーマ:イラスト - ジャンル:学問・文化・芸術

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