[孤島]
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『Dr.パルナサスの鏡』 テリー・ギリアム
今度のギリアム・ワールドはパラレルワールド。馬車に牽かれた移動見世物舞台と鏡がパラレルワールドの出入り口になる。Dr.パルナサスの脳内世界=パラレルワールドで、そこで欲望の充足ができるという設定。でも欲望を追い求めて選択を間違えると危険な目に。

この映画に登場する悪魔は、悪魔というよりトリックスターだ。人を騙しながらストーリーをかき回す。登場人物すべてもアナーキーな振る舞いをする。落ちぶれた博士、道化、悪魔の手に落ちる少女、そして「吊された男」 。
この世で起きている事は、偶然なのだろうか、それとも必然なのだろうか。人は運命を選択しているのだろうか、それとも実際にはある(悪魔、神、運命などの)筋書きに乗っているにすぎないのか。タロットの「吊された男」は何か運命を暗示してる? 悪魔よりももっと酷い者がいる? けっきょく悪魔は16歳になるDr.パルナサスの娘を……、いやネタばれになるからこのへんで。

トニーを演じるヒース・レジャーが急逝でジョニー・デップなど3人が代役したそうだけど、そのことを知らなくて、何で顔が変わっているのかずっと疑問に思っていた。
テリー・ギリアムは『ドン・キホーテ』の主役が腰痛(だったかな?)で出られなくなって映画製作が中止になるとか、ついてない。この映画は何とか完成することができたようだけど。

原題 "The Imaginarium of Doctor Parnassus" の imaginarium(イマジナリウム)というのは辞書に載ってなかった。-arium(-アリウム)というのは「~に関する場所」(例えば水族館=アクアリウム)なので、imagin- の想像と合わさって「想像された場所」という意味かな。
同じく悪魔が登場するヴィム・ヴェンダース『時の翼にのって』ほどは深みがないけど、イマジナリウムで楽しませてもらった。
『タイドランド』の時もそうだけど、テリー・ギリアムの撮る少女はすごく魅力的だ。


Dr
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